「ハイクラス転職の面接、英語ができないとやっぱり落ちますか?」
TikTok @advancedtenshoku でも聞かれる質問です。英語が原因かは、面接の結果だけでは分かりません。求人の英語要件とあわせて、質問に答えられたか、経験と応募先の仕事をつなげられたかを振り返りましょう。この記事では、次の面接へ向けて見直せる7項目を整理します。
採用側の視点も参考にしつつ、自分の準備で直せる点を探していきます。一つの発言だけで合否が決まるとは限りません。
僕も最初の3〜4社で連続して落ちて、面接後に車の中で天井を見上げてた時期がありました。何度か落ちて、エージェントから「ここダメでしたね」とフィードバックをもらって、ようやく分かってきた現場のリアル。それを今回は、TikTokで尺の都合で言いきれなかった裏側まで含めて、全部書きます。
手元に置くチェックリストとして、面接の30分前に開ける場所にブックマークしてもらえれば十分です。
💬 くんちょ: ハイクラス転職を3社渡り歩いて、採用面接にも面接官側として座ったことがある立場から、TikTokでは省いた裏側を書きます。
1. 【結論】面接で落ちる人は「英語以前のところ」で落ちている
先に結論から書きます。
不採用の理由を一つに決めつけず、自分で直せる準備から見直しましょう。面接前なら7項目の確認に、面接後なら答えに詰まった質問の振り返りに使えます。
冒頭の受け答えは印象に関わります。ただし、全社で最初の数分に合否が決まるわけではありません。途中で説明が足りないと気づいたら、質問に沿って補足しましょう。
冒頭だけで結果は決めつけられません。次の面接に向けて、質問への答え方や経験の伝え方を見直してみましょう。
面接対策本によくある「強みをアピールしましょう」「キラキラした実績を語りましょう」は、入り口を間違えています。落とされる人は、そもそも強みを聞かれるところまで行っていない。足切りラインを越えてから初めて、強みのアピールが意味を持つんです。
ここからの7項目は、面接準備で自分の説明を見直すための観点です。実際の質問や求人の要件と照らし合わせて使ってください。

2. 落ちる特徴①〜③:準備の浅さで一発で見抜かれる
特徴①:自己紹介がテンプレ通りで、応募ポジションに合っていない
面接の冒頭に必ず聞かれる「自己紹介をお願いします」。ここで多くの人がやってしまうミスが、履歴書の経歴欄をそのまま読み上げてしまうこと。
面接官側からすると、これは「カスタマイズしてこなかった人」のサインです。自己紹介は、応募しているポジションに合わせて中身を組み替えるのが基本。同じ経歴でも、強調する部分とサラッと流す部分を変えれば、「この人はこの仕事を理解している」という印象になります。
僕が面接官側に座ったとき、自己紹介を聞いた瞬間に「これはコピペだな」と分かる人が3割以上いました。判定はその時点でほぼ「落とす寄り」に振れます。
特徴②:「強み」を抽象的にしか語れない
「あなたの強みは何ですか?」と聞かれて、「コミュニケーション力です」「協調性です」「責任感です」と答える人。
抽象的な強みだけでは、仕事でどう発揮したかが見えません。能力名を別の言葉に置き換えるより、一つの具体例を添えましょう。
正解は「強み + 具体例 + 企業への利益」の3点セット。たとえばこう言い換えます。
「強みは、複雑な状況を整理する力です。前職では、3部署のステークホルダーが衝突していた案件を、1ヶ月で合意形成まで持っていきました。御社のグローバル案件でも、関係者調整は重要だと伺っているので、この経験が直接お役に立てると思います」
抽象語1個より、具体例1個。これだけで、面接官の評価が変わります。
特徴③:入社判断に必要な質問を用意していない
逆質問は、数だけで評価が決まるものではありません。求人票や面接の説明で分からなかった点を、いくつか用意しておきましょう。
面接中に疑問が解決した場合は、無理に質問を増やさず、そのことを伝えても構いません。大切なのは、自分が入社を判断するための情報を確かめることです。
質問は、事前に少し多めに整理しておくと安心です。当日は、説明で解決していない点を選んで聞きましょう。
用意する質問の方向性は、こんな感じです。
- このポジションが新設なのか、欠員補充なのか
- 入社後3ヶ月、6ヶ月、1年の期待値
- このポジションで成果を出している人の共通点
- チームの規模、上司・部下構成
- 外部企業との関わり方
- 内部昇進と外部採用、どちらが多いか
- 次の選考ステップ
このリストから、応募先で確認したい項目を選んでください。既に説明された点を繰り返すより、まだ分からない点を確かめましょう。
3. 落ちる特徴④〜⑤:答え方の致命的ミスで信用を失う
特徴④:「弱みはありません」または「真面目すぎることです」
「あなたの弱みは何ですか?」と聞かれたとき、説明が足りなくなりやすい回答を2つ紹介します。
- NG①:「弱みは特にありません」
- NG②:「真面目すぎることです」「完璧主義なところです」(実質「強みです」と言ってる)
NG①は自己認識の欠如と判定されます。「自分の弱みすら把握していない人と、複雑な仕事はできない」という、合理的なロジックです。
NG②は誠実さの欠如と判定されます。面接官は経験上「弱みを長所に変換するテンプレ」を山ほど聞いてきているので、見抜きます。
正解の答え方は3パターンあります。
- パターンA:応募職務との関連性が低い弱みを正直に言う(例:「人前でのプレゼンが苦手で、いまも準備に普通の人の倍時間をかけています」)
- パターンB:克服中の弱みを言う(例:「数字の暗記が弱く、3ヶ月前から会議資料の数字を毎朝見直す習慣をつけています」)
- パターンC:強みの裏返しの弱みを言う(例:「集中しすぎて周囲が見えなくなることがあり、定期的に意識して声かけをするようにしています」)
共通するのは「弱みを認識して、自分のリソースで対処している」という構造。実際の対処を添えると、仕事でどう対応しているかを説明できます。
特徴⑤:退職理由を「お金」「人間関係」で答える
退職理由を聞かれて、本音をそのまま答えてしまうケースがあります。
- 「給与が上がらないので転職を考えました」
- 「上司と合わなくて辞めました」
- 「残業が多すぎて疲弊しました」
事情は事実に沿って伝え、そのうえで次の仕事に求める条件を説明します。不満を隠すために、していない改善や希望していない仕事を作る必要はありません。
退職理由は事実に沿って伝え、次の仕事で何を希望するかにつなげます。以下の例も、自分の経験に当てはまる部分だけ使ってください。
- NG「給与が上がらないので」→ OK「次のステージで責任ある仕事をして、自分の市場価値を上げたいと考えました」
- NG「上司と合わなくて」→ OK「部署のミッションが固まっていて、新しいチャレンジが少なかったため、別環境で挑戦したくなりました」
- NG「残業が多すぎて」→ OK「業務量に対して人員が薄く、業務改善の提案を続けてきましたが、構造的に変えられない部分があったため、別環境で力を発揮したいと考えました」
嘘は書きません。「事実の選び方」を変えるだけです。誰の転職にも、複数の動機があるはず。その中から、ポジティブに翻訳できる動機を選んで前に出す。これだけで通過率が変わります。

4. 落ちる特徴⑥〜⑦:面接官の「内心リスト」に載る瞬間
特徴⑥:給与の希望を、仕事内容との接点や根拠なしに伝える
希望年収を聞かれたら、現年収の内訳と希望の根拠を説明します。エージェント経由なら、面接での答え方を担当者と事前にそろえておきましょう。
採用側の本音:待遇だけでなく、仕事内容への関心も伝える。希望額を伝えるときは、役割や経験とのつながりも説明しましょう。
エージェントへ希望条件を伝えている場合は、担当者と相談している旨を答える方法もあります。回答例は次のとおりです。
「現年収は◯◯万円です。希望額については、エージェントの方とすでに共有していますので、そちらに合わせていただければと思います。私としては、まずはこのポジションで活躍することを優先したいので、待遇は柔軟に考えています」
希望額を伝えること自体が不採用につながるわけではありません。交渉を担当者に頼む場合も、必要な条件と自分が納得できる範囲を共有しておきます。
余談ですが、僕も1社目の面接で希望額を口走って、エージェントから電話で激怒された経験があります。受話器を持ったまま床に正座してました。希望条件は、選考の案内や担当者と確認して伝える。今なら、自分だけで抱えず、事前に答え方を相談します。
特徴⑦:クロージングで「次のステップ」を聞かない
面接の最後に、今後の案内がなければ確認できるフレーズを紹介します。
「本日はありがとうございました。御社のお話を聞いて、ますます一緒に働きたいと思いました。もし私を候補として考えていただけるようでしたら、次の選考ステップに進みたいと思っています。フィードバックをいただける際にお待ちしております」
合否を変える決まり文句ではありません。次の予定を確認する点で役立ちます。理由は2つ。
- ① 採用側に「明確な意思表示」が伝わる(候補リストの上位に動く)
- ② 面接官が「次のステップ」を口頭で約束することで、社内で進める動機が生まれる
これは元エージェントから直接教わったテクニックで、採用側に座ってみて本当にその通りだと実感しました。クロージングで「次のステップ」を聞いた候補者は、面接官の記憶に残ります。逆に、聞かなかった候補者は、別の人がいたら忘れられる。

5. 【まとめ】面接前に見直す7つのポイント
ここまで書いた7つの特徴は、すべて「採用側がよく見ているけど、応募者は気づきにくい」ポイントです。
この7つは、面接準備で見直せるポイントです。すべてに当てはまる合否の基準ではないので、自分の受け答えを整理する目安として使ってください。
- ① 自己紹介を応募ポジション仕様にカスタマイズ
- ② 強みは「具体例+企業への利益」の3点セット
- ③ 入社判断に必要な質問をいくつか用意する
- ④ 弱みは「過去→改善→今」の3段で語る
- ⑤ 退職理由は事実と、次の仕事に求めることを伝える
- ⑥ 希望年収は根拠を添え、経由する窓口と答え方をそろえる
- ⑦ 次の案内がなければ、連絡方法や予定を確認する
面接前に、このチェックリストで自分の受け答えを見直してみてください。見落としていた準備に気づくための目安です。
全部を一度に直す必要はありません。次の面接前に、答えに詰まりやすい質問を一つ選んでください。面接後なら、実際の質問と自分の回答を短く書き、答えが長かったのか、具体例が足りなかったのかを分けると、次の練習が決まります。
余談ですが、最初の3〜4社で受からなかった頃の僕は、これらのほとんどをやらかしていました。面接が終わって車の中で天井を見上げてた時期があります。「もう自分は転職できないんじゃないか」という心の声と、「いや、慣れてないだけで、ここから上達するはず」という心の声が、毎回交互にやってきました。10社目を超えたあたりから、上の7つが自然にできるようになって、内定が出始めました。
面接は慣れます。1社目で受からなくて、当たり前です。大事なのは、毎回「どこで足切りされたか」を振り返って、次に潰すこと。
このサイトでは、TikTokで尺の都合で省いた裏話を、これからも先出しマインドで書いていきます。次の記事では「面接で緊張をほぐす方法」を、現場のリアルとセットで深掘り予定です。
💬 くんちょ: 動画では言いきれなかった話、ブックマークしてくれた人だけに届けます。続きはまた次の記事で。
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