「ハイクラス転職の面接、英語ができないとやっぱり落ちますか?」
TikTok @advancedtenshoku で一番もらう質問です。結論から書きます。落ちる理由は、9割が「英語以前のところ」です。
3社渡り歩いて、採用面接にも面接官側として何度か入った経験から言うと、面接で落ちる人には共通パターンがあります。本人は気づいていないけど、面接官の「内心リスト」に一発で載ってしまう瞬間が、面接中に必ずある。逆に言えば、その瞬間さえ避けられれば、内定までの距離は思っているよりずっと近いです。
僕も最初の3〜4社で連続して落ちて、面接後に車の中で天井を見上げてた時期がありました。何度か落ちて、エージェントから「ここダメでしたね」とフィードバックをもらって、ようやく分かってきた現場のリアル。それを今回は、TikTokで尺の都合で言いきれなかった裏側まで含めて、全部書きます。
アフィリエイトリンクはひとつも置きません。手元に置くチェックリストとして、面接の30分前に開ける場所にブックマークしてもらえれば十分です。
💬 くんちょ: ハイクラス転職を3社渡り歩いて、採用面接にも面接官側として座ったことがある立場から、TikTokでは省いた裏側を書きます。
1. 【結論】面接で落ちる人は「英語以前のところ」で落ちている
先に結論から書きます。
面接で落ちる理由のほとんどは、「面接官の内心リスト」に最初の5分で載ってしまうからです。
面接官側に座ってみて分かったのですが、人事も現場マネージャーも、面接が始まってだいたい3〜5分で「採用」「ボーダー」「落とす」のだいたいの判断をしています。残りの時間は、その仮判定を補強する材料を集める時間です。
つまり、面接の最初の5分で「落とす」と判定されないことが、いちばん大事。そのために、最低限「やってはいけないこと」を知っておく必要があります。
面接対策本によくある「強みをアピールしましょう」「キラキラした実績を語りましょう」は、入り口を間違えています。落とされる人は、そもそも強みを聞かれるところまで行っていない。足切りラインを越えてから初めて、強みのアピールが意味を持つんです。
ここから書く7つの特徴は、すべて「足切りラインの手前で落ちる」典型パターンです。逆に言えば、これを潰すだけで通過率が大きく跳ね上がります。実際、僕が3社目で内定をもらえたのは、強みが急に伸びたわけではなく、この7つを真剣に潰したからです。

2. 落ちる特徴①〜③:準備の浅さで一発で見抜かれる
特徴①:自己紹介がテンプレ通りで、応募ポジションに合っていない
面接の冒頭に必ず聞かれる「自己紹介をお願いします」。ここで多くの人がやってしまうミスが、履歴書の経歴欄をそのまま読み上げてしまうこと。
面接官側からすると、これは「カスタマイズしてこなかった人」のサインです。自己紹介は、応募しているポジションに合わせて中身を組み替えるのが基本。同じ経歴でも、強調する部分とサラッと流す部分を変えれば、「この人はこの仕事を理解している」という印象になります。
僕が面接官側に座ったとき、自己紹介を聞いた瞬間に「これはコピペだな」と分かる人が3割以上いました。判定はその時点でほぼ「落とす寄り」に振れます。
特徴②:「強み」を抽象的にしか語れない
「あなたの強みは何ですか?」と聞かれて、「コミュニケーション力です」「協調性です」「責任感です」と答える人。
これも面接官側からすると即「落とす」ゾーンです。理由は、強みを抽象語で語る人は、実際の業務でも抽象的な仕事しかできないから。
正解は「強み + 具体例 + 企業への利益」の3点セット。たとえばこう言い換えます。
「強みは、複雑な状況を整理する力です。前職では、3部署のステークホルダーが衝突していた案件を、1ヶ月で合意形成まで持っていきました。御社のグローバル案件でも、関係者調整は重要だと伺っているので、この経験が直接お役に立てると思います」
抽象語1個より、具体例1個。これだけで、面接官の評価が変わります。
特徴③:質問返しの準備が「3個以下」
面接の最後に「何か質問はありますか?」と聞かれたとき、3個以下しか出せない人は、足切りされる確率が一気に上がります。
採用側の本音はシンプルで、「うちに本気で来たいなら、もっと聞きたいことがあるはず」という見方をします。3個以下だと「他社のついで」と判定される。
エージェントから教わった目安は「最低5問、できれば7〜10問」。面接の流れで自然に解決される質問もあるので、多めに準備しておく必要があります。
用意する質問の方向性は、こんな感じです。
- このポジションが新設なのか、欠員補充なのか
- 入社後3ヶ月、6ヶ月、1年の期待値
- このポジションで成果を出している人の共通点
- チームの規模、上司・部下構成
- 外部企業との関わり方
- 内部昇進と外部採用、どちらが多いか
- 次の選考ステップ
このリストをそのまま使ってもらってもOKです。質問が出ること自体が、本気度の証明になります。
3. 落ちる特徴④〜⑤:答え方の致命的ミスで信用を失う
特徴④:「弱みはありません」または「真面目すぎることです」
面接で必ず聞かれる「あなたの弱みは何ですか?」への答え方で、ほぼ即・落ちが決まる2大NG回答があります。
- NG①:「弱みは特にありません」
- NG②:「真面目すぎることです」「完璧主義なところです」(実質「強みです」と言ってる)
NG①は自己認識の欠如と判定されます。「自分の弱みすら把握していない人と、複雑な仕事はできない」という、合理的なロジックです。
NG②は誠実さの欠如と判定されます。面接官は経験上「弱みを長所に変換するテンプレ」を山ほど聞いてきているので、見抜きます。
正解の答え方は3パターンあります。
- パターンA:応募職務との関連性が低い弱みを正直に言う(例:「人前でのプレゼンが苦手で、いまも準備に普通の人の倍時間をかけています」)
- パターンB:克服中の弱みを言う(例:「数字の暗記が弱く、3ヶ月前から会議資料の数字を毎朝見直す習慣をつけています」)
- パターンC:強みの裏返しの弱みを言う(例:「集中しすぎて周囲が見えなくなることがあり、定期的に意識して声かけをするようにしています」)
共通するのは「弱みを認識して、自分のリソースで対処している」という構造。これがあるだけで、面接官の評価が180度変わります。
特徴⑤:退職理由を「お金」「人間関係」で答える
退職理由を聞かれて、本音をそのまま答えてしまうケースがあります。
- 「給与が上がらないので転職を考えました」
- 「上司と合わなくて辞めました」
- 「残業が多すぎて疲弊しました」
事実だとしても、面接で言うと一発でアウトです。理由は、面接官の頭の中で「うちでも同じことが起きたら、また辞める」という映像が再生されるから。
退職理由は、必ず「成長・挑戦・経験拡大」の方向に翻訳します。
- NG「給与が上がらないので」→ OK「次のステージで責任ある仕事をして、自分の市場価値を上げたいと考えました」
- NG「上司と合わなくて」→ OK「部署のミッションが固まっていて、新しいチャレンジが少なかったため、別環境で挑戦したくなりました」
- NG「残業が多すぎて」→ OK「業務量に対して人員が薄く、業務改善の提案を続けてきましたが、構造的に変えられない部分があったため、別環境で力を発揮したいと考えました」
嘘は書きません。「事実の選び方」を変えるだけです。誰の転職にも、複数の動機があるはず。その中から、ポジティブに翻訳できる動機を選んで前に出す。これだけで通過率が変わります。

4. 落ちる特徴⑥〜⑦:面接官の「内心リスト」に載る瞬間
特徴⑥:給与の話を、面接の途中で自分から切り出す
面接の最中、特に1次・2次の段階で「希望年収はいくらですか?」と聞かれたとき、自分の希望額をストレートに伝えてしまうケース。これも一発でアウト寄りに振れます。
採用側の本音:給与の話を早く切り出す人は、お金で動く人に見える。会社へのコミットメントより、待遇優先と判定される。
聞かれた場合の正解は、「現年収」だけ正直に伝えて、希望額はエージェントに任せる、と返す。具体的にはこう答えます。
「現年収は◯◯万円です。希望額については、エージェントの方とすでに共有していますので、そちらに合わせていただければと思います。私としては、まずはこのポジションで活躍することを優先したいので、待遇は柔軟に考えています」
これで「お金で動く人」のラベルを回避できます。実際の交渉はオファー段階でエージェントが代行する。これがハイクラス転職の鉄則です。
余談ですが、僕も1社目の面接で希望額を口走って、エージェントから電話で激怒された経験があります。受話器を持ったまま床に正座してました。給与の話は、自分で言わない。これは経験者の血の教訓です。
特徴⑦:クロージングで「次のステップ」を聞かない
面接の最後、「ありがとうございました」と席を立つ前に、必ず言うべきフレーズがあります。
「本日はありがとうございました。御社のお話を聞いて、ますます一緒に働きたいと思いました。もし私を候補として考えていただけるようでしたら、次の選考ステップに進みたいと思っています。フィードバックをいただける際にお待ちしております」
これを言うか言わないかで、選考通過率が大きく違います。理由は2つ。
- ① 採用側に「明確な意思表示」が伝わる(候補リストの上位に動く)
- ② 面接官が「次のステップ」を口頭で約束することで、社内で進める動機が生まれる
これは元エージェントから直接教わったテクニックで、採用側に座ってみて本当にその通りだと実感しました。クロージングで「次のステップ」を聞いた候補者は、面接官の記憶に残ります。逆に、聞かなかった候補者は、別の人がいたら忘れられる。

5. 【まとめ】7つを潰すだけで、面接の通過率は跳ねる
ここまで書いた7つの特徴は、すべて「採用側がよく見ているけど、応募者は気づきにくい」ポイントです。
逆に言えば、この7つを潰すだけで、面接の通過率は確実に跳ねます。強みを伸ばすより、落ちる原因を潰す方が、効果が早い。
- ① 自己紹介を応募ポジション仕様にカスタマイズ
- ② 強みは「具体例+企業への利益」の3点セット
- ③ 質問返しは最低5問、できれば7〜10問用意
- ④ 弱みは「過去→改善→今」の3段で語る
- ⑤ 退職理由は「成長・挑戦・経験拡大」に翻訳
- ⑥ 給与の話は自分で切り出さない(エージェントに任せる)
- ⑦ クロージングで「次のステップ」を必ず聞く
このチェックリスト1枚を、面接の30分前に必ず読み返してください。それだけで、最初の5分の足切りラインを越えられます。
「7つも覚えるのは大変」と感じた人へ。優先順位をつけるなら、まず④(弱み)と⑤(退職理由)と⑦(クロージング)の3つだけ完璧にしてください。この3つは、ほぼ全部の面接で必ず出てくるテーマで、ここで失敗すると一発で落ちる可能性が一番高い。逆にこの3つさえ準備しておけば、他のミスがあっても挽回の余地が残ります。
余談ですが、最初の3〜4社で受からなかった頃の僕は、これらのほとんどをやらかしていました。面接が終わって車の中で天井を見上げてた時期があります。「もう自分は転職できないんじゃないか」という心の声と、「いや、慣れてないだけで、ここから上達するはず」という心の声が、毎回交互にやってきました。10社目を超えたあたりから、上の7つが自然にできるようになって、内定が出始めました。
面接は慣れます。1社目で受からなくて、当たり前です。大事なのは、毎回「どこで足切りされたか」を振り返って、次に潰すこと。
このサイトでは、TikTokで尺の都合で省いた裏話を、これからも先出しマインドで書いていきます。次の記事では「面接で緊張をほぐす方法」を、現場のリアルとセットで深掘り予定です。
💬 くんちょ: 動画では言いきれなかった話、ブックマークしてくれた人だけに届けます。続きはまた次の記事で。

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