【2026年版】外資転職にTOEICは何点必要?英語ゼロの実話

テスト

「外資転職にはTOEIC700点以上が必要」。

そう思って、応募する前から諦めていませんか。

昔の私もそうでした。スコアは450点。英語のメールを書くのに辞書とにらめっこ。「外資なんて別世界だろ」と本気で思っていました。

でも結果から言うと、私はこの450点のまま外資系企業に3社受かっています。

この記事でわかることは、ざっくり3つです。

  • 外資転職にTOEICが実際に何点必要なのか(求人データで解説)
  • TOEIC450点・英語ゼロの私がどうやって受かったのか
  • 英語が苦手な人でも狙える、外資の部署と進め方

スコアの数字に怯えて立ち止まっている人にこそ、最後まで読んでほしい内容です。

目次

1. 外資転職にTOEICは何点必要?結論は「部署で大きく変わる」

先に結論を言います。

外資転職に必要なTOEICは「狙う部署によって大きく変わる」。一律で700点必要、というのは完全な思い込みです。

なぜなら、TOEICスコアを応募条件にしている外資求人は、全体のごく一部だから。

数字で見るとこうです。

  • TOEICスコアを応募要件にしている外資求人=約8%
  • 英語を使わない・英語不問の外資求人=全体の約25%

つまり、10件の外資求人があっても、スコアを直接見られるのは1件あるかどうか。残り9件はスコア欄を埋めなくても土俵に乗れます。

「英語ができないと門前払い」というイメージとは、だいぶ違いますよね。

もちろん、コンサルや金融のフロント職など、高いスコアが事実上の足切りライン(=書類選考で落とされる最低点)になる職種もあります。

ここは後ろのH2で職種別にきっちり分けて解説します。

> 自分の英語レベルに合った求人を出してくれるかどうかは、エージェント選びでほぼ決まります。大手・中堅・特化型の違いは転職エージェントの選び方|大手・中堅・特化型の使い分け早見表にまとめました。

求人のうちTOEICスコアを要件にしているのは約8%だけ

もう一度、ここは大事なので強調します。

外資求人のうち、TOEICスコアを応募条件に明記しているのは約8%。残りの9割以上は、スコアを直接の合否基準にしていません。

これには理由があります。

外資企業の多くは、TOEICの点数そのものを信用していません。

なぜなら、TOEICが高くても会議でしゃべれない人を、彼らは山ほど見てきたから。

だから「TOEIC○点以上」と機械的に切るより、面接で実際の受け答えを見たり、職務経歴で実力を判断したりするほうが多いんです。

スコアはあくまで「参考のひとつ」。これが現場の実感です。

「英語ペラペラじゃないと入れない」は思い込み

「外資=全員ペラペラ」というイメージ、これも実態とズレています。

外資といっても、日本法人で働く社員の多くは日本人です。

そして日々の仕事の大半は、日本語で回っています。

私が在籍した会社でも、英語を本格的に使うのは「海外本社とのやり取りがある人」だけでした。

国内のお客さんを相手にする部署なら、1日まったく英語を話さない日もザラ。

「ペラペラじゃないと無理」は、外から見たイメージにすぎません。

中に入ると、英語が苦手な日本人は普通にいます。

2. TOEICスコア別にできること・通用するライン

ここからは、TOEICスコアごとに「どこまで通用するか」を整理します。

結論を先に表でまとめます。

TOEICスコア立ち位置狙える主な職種
〜500点英語不問求人で勝負国内営業・バックオフィス
600点履歴書に書ける最低ライン営業・事務・専門職
700点書類選考を突破しやすい現実ラインメーカー営業・IT技術職
800〜900点武器として効く管理職・海外連携・金融フロント

スコア要件のある求人(約8%)の中で見ると、内訳はこうなっています。

  • スコア要件で最多は700点以上=32.7%
  • 600点+700点で約6割
  • 800点以上を求める求人=約2割

「いきなり900点」を求める求人は、実は少数派です。

多くは600〜700点のゾーンで設定されています。

ここを知っているだけで、応募できる求人の景色が変わります。

600点:履歴書に書ける最低ライン

600点は「履歴書のTOEIC欄に堂々と書ける最低ライン」と考えてください。

一般的に、TOEICは600点を超えたあたりから「英語の基礎はある人」と見なされやすくなります。

逆に言うと、500点台だと履歴書に書くか迷うレベル。

ただし600点でも、英語をほとんど使わない職種なら十分戦えます。

「最低限のリーディングはできます」という印籠になる、と思っておけば良いです。

700点:書類選考を突破しやすい現実的なボーダー

700点が、いちばん現実的なボーダーです。

前述のとおり、スコア要件のある求人で最多が700点以上(32.7%)

つまり700点を持っていると、スコア要件のある約8%の求人にも、堂々と応募できるようになります。

「英語が必須ではないけど、できれば使える人がいい」という求人にもマッチしやすい。

英語をある程度の武器にしたいなら、まず狙うべきは700点です。

900点を目指して何年もかけるより、700点を取って早く動くほうが転職としては合理的、というのが私の考えです。

800〜900点:管理職・海外拠点連携で武器になる

800〜900点のゾーンは「英語が苦手」とは言えないレベルなので、本記事のメイン読者には当てはまらないかもしれません。

ただ、知っておく意味はあります。

800点以上が効いてくるのは、こういう場面です。

  • 海外本社や海外拠点と直接やり取りする役割
  • チームをまとめる管理職ポジション
  • 外資系金融のフロント(投資銀行・証券など)

ここまで来ると、スコアは「武器」になります。

逆に言えば、こういうポジションを狙わない限り、800点はマストではありません。

スコア要件求人のうち800点以上は約2割。決して多数派ではないんです。

3. 英語ゼロ・TOEIC450点で外資に受かった私の実話

ここで、私の実話を書きます。

冒頭で言ったとおり、私のTOEICは450点でした。

しかも、1社目はブラックな日系企業。毎日終電、上司には無視され、左の瞼がずっと痙攣していました。

英語の勉強なんてする余裕は、1ミリもなかった。

「このままじゃ壊れる」と思って転職活動を始めたとき、最初に立ちはだかったのが、まさにこの英語コンプレックスでした。

求人を見るたびに「英語力:ビジネスレベル」の文字。

そのたびに、応募ボタンを押す指が止まりました。

転機は、外資に強いエージェントに相談したことです。

担当者に正直に「TOEIC450点なんですけど」と打ち明けたら、こう返されました。

それ、面接でわざわざ言わなくていいです

最初は意味がわかりませんでした。

でも要は、こういうことでした。

  • 英語を使わない部署・職種なら、スコアは合否にほぼ関係ない
  • 履歴書のTOEIC欄は空欄でもいい(書かない自由がある)
  • 面接で見られるのは「これまで何をやってきたか」のほう

実際、私が受けた外資の面接で、TOEICの点数を直接聞かれたことは一度もありませんでした。

聞かれたのは、前職での実績、なぜ転職したいのか、入って何をしたいのか。全部、日本語でした。

正直に言うと、最初の数社は面接に落ちまくりました。

英語が原因ではなく、単純に面接慣れしていなかったからです。

でも5社、6社と受けるうちに、受け答えのコツがつかめてきた。

そこからは、面接が通るようになりました。

そして気づいたら、英語ゼロ・TOEIC450点のまま、外資系企業を3社渡り歩いていました。

伝えたいのは、ひとつだけ。

スコアの数字に怯えて応募しないのが、いちばんもったいない

私は450点で、それでも外資の世界に入れました。あなたが入れない理由はありません。

【2026年版】外資転職にTOEICは何点必要?英語ゼロの実話 の挿絵3

4. 業種・職種別の本当のTOEIC要件

ここからは、業種・職種ごとの「本当のTOEIC要件」を具体的に見ていきます。

ざっくり全体像を表にするとこうです。

業種職種目安スコア
コンサル全般800〜900点〜
金融フロント800〜900点
金融バックオフィス650点〜
メーカー営業・マーケ700点
メーカー管理職800点
IT技術職700点
IT営業職800点以上

同じ「外資」でも、ここまで差があります。

自分のスコアと照らし合わせて、現実的に狙えるゾーンを探してみてください。

外資系コンサル:800〜900点以上

外資系コンサルは、正直ハードルが高い業界です。

クライアントもグローバル、資料も英語、本社とのやり取りも頻繁。

そのため、TOEICは800〜900点以上が事実上の前提になることが多いです。

英語が苦手なうちは、無理に最初の一社目で狙う業界ではありません。

ここは「英語を鍛えたあとのステップアップ先」と捉えるのが現実的です。

外資系金融:フロント800〜900点・バックオフィス650点〜

外資系金融は、ポジションで大きく分かれます。

投資銀行や証券のフロント(顧客対応や取引の最前線)は、800〜900点クラスが必要。

一方で、バックオフィス(経理・オペレーション・事務管理など)は、650点くらいから狙える求人もあります。

同じ会社の中でも、フロントとバックでこれだけ違う。

「金融=全員英語ペラペラ」ではない、という証拠です。

英語に自信がないなら、まずバックオフィスから入る手があります。

外資系メーカー:営業・マーケ700点・管理職800点

外資系メーカーは、英語が苦手な人に比較的やさしい業界です。

  • 営業・マーケティング職:700点が目安
  • 管理職:800点が目安

特に「日本国内のお客さんを相手にする営業」なら、日々の英語使用はかなり少なめ。

製品知識や提案力のほうが重視されます。

700点に届かなくても、英語不問の求人が出ていることも多いです。

外資デビューの狙い目として、メーカーはおすすめできます。

外資系IT:技術職700点・営業職800点以上

外資系ITも、職種で要件が分かれます。

  • 技術職(エンジニアなど):700点が目安
  • 営業職:800点以上が目安

技術職は、英語のドキュメントを読む力は要りますが、会話力は意外と問われません。

「読めればOK、しゃべりは後で」というスタンスの会社も多い。

逆に営業職は、海外本社と数字のやり取りをする場面が増えるため、スコアは高めに設定されがちです。

エンジニア寄りの仕事なら、英語の会話が苦手でも入り込む余地は大きいです。

5. 英語をほぼ使わない外資の部署・職種5つ

ここが、この記事のいちばん大事なパートかもしれません。

外資には「英語をほぼ使わない部署」が確実に存在する。しかも全体の約25%が英語不問の求人です。

英語が苦手なら、最初からこのゾーンを狙えばいい。

代表的なのが、この5つです。

  1. 国内顧客向け営業
  2. 経理
  3. 人事
  4. 総務
  5. 日本市場シェア拡大フェーズの企業・専門職

ひとつずつ見ていきます。

国内顧客向け営業

外資企業でも、日本のお客さんを相手にする営業なら、商談は当然すべて日本語です。

外資の製品やサービスを、日本企業に売る仕事。

社内資料の一部が英語のことはありますが、辞書や翻訳ツールで十分対応できるレベル。

「英語よりも、日本市場での営業力がほしい」と考える外資は多いです。

ここはむしろ、日系で営業経験がある人の独壇場になります。

経理・人事・総務などバックオフィス

経理・人事・総務といったバックオフィス部門も、英語の出番は限定的です。

日本法人の会計、日本人社員の労務、オフィスの管理。

業務の中心は、日本のルールと日本語です。

もちろん本社報告などで英語に触れる場面もありますが、それは決まったフォーマットの繰り返しが多い。

定型的なので、一度覚えれば英語が苦手でも回せます。

専門スキル(簿記・労務知識など)のほうが、よほど重視されます。

日本市場シェア拡大フェーズの企業・専門職

意外と知られていないのが、これ。

日本市場でこれからシェアを伸ばそうとしている外資は、英語より「日本での実行力」を求めます。

日本のお客さん、日本の商習慣、日本の規制。

ここを知っている人材が喉から手が出るほどほしい。

だから「英語はそこそこでいいから、日本市場を攻められる人」という求人が出ます。

専門職(技術・法務・規制対応など)も同じで、その分野の知識が英語力より優先されます。

「英語が苦手=外資はムリ」ではなく、「英語が苦手でも価値を出せる場所がある」。これが現実です。

【2026年版】外資転職にTOEICは何点必要?英語ゼロの実話 の挿絵5

6. TOEICより採用で重視される「即戦力スキル」とは

ここまで読んで、こう思った人もいるはずです。

「じゃあ外資は、結局なにを見て採用してるの?」

答えはシンプルです。

外資が見ているのは、TOEICの点数ではなく「入ってすぐ成果を出せるか」。つまり即戦力かどうかです。

外資はジョブ型といって、「このポジションでこの成果を出してくれ」という発想で採用します。

だから見るのは、その仕事ができる人かどうか。

英語は、そのための道具のひとつにすぎません。

スコアより職務経歴・専門性がボーダーを超える

具体的に何が見られるか。優先順位はだいたいこうです。

  • これまでの職務経歴(何をやって、どんな成果を出したか)
  • その仕事の専門性・再現性
  • 自社のポジションにどれだけハマるか
  • そのうえで、必要なら英語力

順番に注目してください。英語は最後です。

たとえば「営業で前年比150%の数字を作った」という実績は、TOEIC900点より雄弁です。

職務経歴と専門性が要件を満たしていれば、多少スコアが足りなくても「会ってみよう」となる。

逆に、TOEICだけ高くて中身がないと、面接で見抜かれます。

だからこそ、英語の勉強に何年もかけるより、今ある自分の強みを職務経歴書で言語化するほうが、外資転職には効きます。

スコアは、超えるべき壁というより「あれば加点」くらいの位置づけなんです。

7. 英語が苦手でも外資転職を成功させる進め方

ここまでの話を、実際の行動に落とし込みます。

英語が苦手なまま外資に受かるための進め方は、この3ステップです。

  1. 英語不問の求人を多く持つエージェントに登録する
  2. 自分の職務経歴・専門性を棚卸しして言語化する
  3. スコアは履歴書に「書く自由・書かない自由」があると割り切る

順番にやれば、450点の私でも進めたルートです。

特に1つ目のエージェント選びが、9割を決めると言っても過言ではありません。

なぜなら、外資の「英語不問求人」は一般の求人サイトには出てこないことが多いから。

非公開で、エージェント経由でしか紹介されない案件が多いんです。

英語不問求人に強いエージェントを使う

英語が苦手なら、最初から「外資に強く、英語不問求人も豊富」なエージェントを選ぶのが近道です。

私が実際に頼ったのは、この2社でした。

JAC Recruitment

外資・ハイクラス転職に特化したエージェントです。

外資の非公開求人を多く持っていて、その中には英語不問・英語そこそこでOKの案件もしっかりあります。

「TOEIC450点なんですけど」と正直に相談したら、英語を使わない部署の求人を中心に出してくれました。

外資デビューの最初の一社として、強い味方になります。

ロバート・ウォルターズ

こちらも外資・グローバル企業に強いエージェントです。

外資出身のコンサルタントが多く、企業の「実際に求めているレベル」を踏まえて求人を出してくれます。

「この会社のこのポジションなら英語はほぼ使わない」といった、内部の温度感を教えてもらえるのが心強い。

JACと2社併用で、英語不問求人の選択肢がぐっと広がりました。

なぜ2社使うのか。理由は複数エージェント登録戦略|2〜3社が黄金比な理由で詳しく書いていますが、ひとことで言うと「1社だけだと求人とアドバイスが偏るから」です。

英語が苦手なほど、複数の目で英語不問求人を探してもらう価値があります。

どちらも登録は無料で、3分ほどで終わります。

スコアに怯えて止まっているくらいなら、まずは求人を見るだけでも景色が変わります。

【2026年版】外資転職にTOEICは何点必要?英語ゼロの実話 の挿絵7

8. まとめ:TOEICの点数より「どの部署を狙うか」が9割

最後に、この記事の要点をまとめます。

  • 外資転職にTOEICスコア要件があるのは約8%だけ
  • 英語不問の外資求人は全体の約25%もある
  • スコア要件で最多は700点以上だが、600〜700点で約6割
  • 英語をほぼ使わない部署は確実に存在する(営業・経理・人事・総務など)
  • 外資が本当に見ているのはTOEICではなく即戦力かどうか

つまり、こういうことです。

TOEICの点数を上げることより、「どの部署を狙うか」を決めるほうが、外資転職では9割大事

私はTOEIC450点・英語ゼロのまま、外資を3社渡り歩きました。

あなたがスコアを理由に諦める必要は、まったくありません。

次の一歩は、難しいことではありません。

英語不問の求人を持っているエージェントに登録して、「自分でも狙える外資求人」がどれだけあるか、その目で確かめること。

それだけで、「外資なんて別世界」だった景色が、「意外と手が届くかも」に変わります。

まずはJAC Recruitmentとロバート・ウォルターズあたりにスコアを正直に伝えて、英語を使わない求人を出してもらいましょう。動き出すのは、今日からで大丈夫です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

5社渡り歩いた転職者。

2社目で終電帰りのブラック企業に潰されかけた経験から、「もう同じ目に遭う人を増やしたくない」とブログを始めました。TOEIC 450点・英語ナシでも外資3社を経て、年収はハイクラス帯まで。会社側で面接官をやった経験もあるので、採用する側/される側の両方の視点から、本当は教えたくないことまで書きます。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次