「外資転職にはTOEIC700点以上が必要」。
そう思って、応募する前から諦めていませんか。
昔の私もそうでした。スコアは450点。英語のメールを書くのに辞書とにらめっこ。「外資なんて別世界だろ」と本気で思っていました。
でも結果から言うと、私はこの450点のまま外資系企業に3社受かっています。
この記事でわかることは、ざっくり3つです。
- TOEICの点数条件と、仕事で使う英語の確認方法
- TOEIC450点・英語ゼロの私がどうやって受かったのか
- 英語が苦手な人でも狙える、外資の部署と進め方
1. 外資転職にTOEICは何点必要?結論は「部署で大きく変わる」

必要な英語力は、会社だけでなく部署や担当業務でも変わります。
点数の条件と、実務で使う英語を分けて確認しましょう。
- TOEICの点数が応募条件に指定されているか
- 英語をどの場面で、どの程度使うか
スコアの指定がなくても、英語力を問われないとは限りません。
もちろん、コンサルや金融のフロント職など、高いスコアが事実上の足切りライン(=書類選考で落とされる最低点)になる職種もあります。
> 自分の英語レベルに合った求人を出してくれるかどうかは、エージェント選びでほぼ決まります。大手・中堅・特化型の違いは転職エージェントの選び方|大手・中堅・特化型の使い分け早見表にまとめました。
点数の指定と実務の英語力は別に確認する
求人票に点数の記載がない場合は、面接や業務で求められる英語を確認してください。
読み書きなのか、会議で話すのかでも必要な準備が変わります。
「英語ペラペラじゃないと入れない」は思い込み
英語を使う場面は、職場ごとに違います。
私が在籍した会社でも、英語を本格的に使うのは「海外本社とのやり取りがある人」だけでした。
国内のお客さんを相手にする部署なら、1日まったく英語を話さない日もザラ。
2. TOEICスコアと求人条件を照合する
以下の表は記事内の目安です。応募先が示す条件を優先してください。
| 求人の記載 | 確認すること |
|---|---|
| TOEIC○点以上 | 応募条件か目安か、取得時期の指定はあるか |
| 英語力が必要 | 読み書き・会話のどちらを、何に使うか |
| 英語不問 | 入社後の資料や会議でも英語を使わないか |
600点前後:応募先の条件と仕事内容を確認する
600点という数値だけで、応募可否や実務力は決まりません。
履歴書への記載を求められた場合は、取得時期と点数を正確に伝えます。
業務で英語をどの程度使うかも、あわせて確認しましょう。
700点前後:スコア条件を満たすか照合する
700点以上を条件にする求人なら、その条件と職務要件を確認します。
700点を取れば、すべてのスコア要件求人に応募できるわけではありません。
まず希望職種の求人を読み、必要な学習と応募準備を並行して考えましょう。
800〜900点:スコアに加えて実務で使う力も準備する
高いスコアが求められる役割では、英語での実務にも備えます。
たとえば、次のような業務です。
- 海外本社や海外拠点と直接やり取りする役割
- チームをまとめる管理職ポジション
- 外資系金融のフロント(投資銀行・証券など)
同じ役職名でも要件は異なります。点数だけで判断しないようにしましょう。
3. 英語ゼロ・TOEIC450点で外資に受かった私の実話
冒頭で言ったとおり、私のTOEICは450点でした。
しかも、1社目はブラックな日系企業。毎日終電、上司には無視され、左の瞼がずっと痙攣していました。
英語の勉強なんてする余裕は、1ミリもなかった。
「このままじゃ壊れる」と思って転職活動を始めたとき、最初に立ちはだかったのが、まさにこの英語コンプレックスでした。
求人を見るたびに「英語力:ビジネスレベル」の文字。
そのたびに、応募ボタンを押す指が止まりました。
転機は、外資に強いエージェントに相談したことです。
担当者に正直に「TOEIC450点なんですけど」と打ち明けたら、こう返されました。
「それ、面接でわざわざ言わなくていいです」
最初は意味がわかりませんでした。
でも要は、こういうことでした。
- 英語を使わない部署・職種なら、スコアは合否にほぼ関係ない
- 履歴書のTOEIC欄は空欄でもいい(書かない自由がある)
- 面接で見られるのは「これまで何をやってきたか」のほう
実際、私が受けた外資の面接で、TOEICの点数を直接聞かれたことは一度もありませんでした。
聞かれたのは、前職での実績、なぜ転職したいのか、入って何をしたいのか。全部、日本語でした。
正直に言うと、最初の数社は面接に落ちまくりました。
英語が原因ではなく、単純に面接慣れしていなかったからです。
でも5社、6社と受けるうちに、受け答えのコツがつかめてきた。
そこからは、面接が通るようになりました。
そして気づいたら、英語ゼロ・TOEIC450点のまま、外資系企業を3社渡り歩いていました。
点数だけで諦めず、経験に合う求人の条件を確認することが大切です。
私の経験が、そのまま誰にでも当てはまるわけではありません。

4. 業種・職種別の本当のTOEIC要件
次は業種・職種ごとの目安です。会社やポジションで要件は異なります。
| 業種 | 確認する英語の場面 |
|---|---|
| コンサル | 顧客との会議・資料・海外チームとの連携 |
| 金融 | 顧客対応・取引・本社報告 |
| メーカー | 国内外の顧客対応・本社との連絡 |
| IT | 技術資料・障害対応・顧客や本社への説明 |
外資系コンサル:担当する案件と言語を確認する
海外本社や顧客とのやりとりが多い職種では、高い英語力を求められることがあります。
顧客・資料・会議で使う言語と、応募時の条件を確認しましょう。
外資系金融:担当業務ごとの要件を確認する
フロント部門では、顧客との会話や取引に必要な英語を確認します。
バックオフィスでも、本社報告や海外拠点との連絡で何語を使うかが重要です。
外資系メーカー:顧客対応と本社報告を分けて確認する
メーカーでも、担当する顧客や社内報告の言語によって必要な英語力が変わります。
- 顧客対応:国内・海外のどちらが中心か
- 社内連絡:本社報告や会議で英語が必要か
国内顧客が中心でも、上司や社内資料の言語は別に確認します。
外資系IT:資料を読む力と説明する力を分けて確認する
- 技術職:資料・会議・障害対応で使う英語
- 営業職:顧客対応・社内報告・本社連絡で使う英語
技術職でも、資料の読解だけでなく、会議や説明に英語が必要な場合があります。
営業職も、担当する市場や本社との連絡頻度で要件が変わります。
5. 英語をほぼ使わない外資の部署・職種5つ
英語の使用が限定的な求人を探す際も、部署ごとの実態を確認してください。
英語に不安があれば、使用場面が少ない求人も含めて探しましょう。
候補となる職種の例です。
- 国内顧客向け営業
- 経理
- 人事
- 総務
- 日本市場シェア拡大フェーズの企業・専門職
国内顧客向け営業
国内顧客向けの営業でも、社内報告などに英語を使うか確認します。
翻訳ツールを使える範囲や、会議での会話の有無も聞いておきましょう。
経理・人事・総務などバックオフィス
バックオフィスでも、本社報告や上司とのやりとりの言語を確認します。
定型的な読み書きと、会議で説明する仕事では必要な準備が違います。
日本市場シェア拡大フェーズの企業・専門職
日本市場の知識や専門経験を求める求人もあります。
ただし、専門性があれば英語要件を免除されるとは限りません。
経験との接点と英語の条件を、両方確認して判断します。

6. 求められる仕事・自分の経験・必要な英語を照合する
求人票の仕事内容と、自分の経験を照らし合わせましょう。
職務経験と英語力のどちらが重視されるかは、ポジションによって違います。
担当業務と期待される役割を読み、説明できる実績を整理します。
職務経験と英語力を、求人の条件に照らす
次の4点を確認します。
- これまでの職務経歴(何をやって、どんな成果を出したか)
- その仕事の専門性・再現性
- 自社のポジションにどれだけハマるか
- 業務で必要な英語力
経験が要件に近くても、不明な英語条件は応募前に確認してください。
英語学習と並行し、職務経歴書には実際の役割と成果を整理しましょう。

7. 英語が苦手でも外資転職を成功させる進め方
実際に動く際は、次の3点を意識します。
- 英語不問の求人を多く持つエージェントに登録する
- 自分の職務経歴・専門性を棚卸しして言語化する
- スコアの提出を求められたら、取得時期と点数を正確に伝える
特に1つ目のエージェント選びが、結果の大半を決めると言っても過言ではありません(私の体感です)。面談での話し方はエージェント面談の話し方もどうぞ。
英語不問求人に強いエージェントを使う
英語が苦手なら、最初から「外資に強く、英語不問求人も豊富」なエージェントを選ぶのが近道です。
私が実際に頼ったのは、この2社でした。
JAC Recruitment
外資・ハイクラス転職に特化したエージェントです(年収500万以上を狙う方はハイクラス転職7ステップも参考に)。
外資の非公開求人を多く持っていて、その中には英語不問・英語そこそこでOKの案件もしっかりあります。
「TOEIC450点なんですけど」と正直に相談したら、英語を使わない部署の求人を中心に出してくれました。
ロバート・ウォルターズ
こちらも外資・グローバル企業に強いエージェントです。
外資出身のコンサルタントが多く、企業の「実際に求めているレベル」を踏まえて求人を出してくれます。
「この会社のこのポジションなら英語はほぼ使わない」といった、内部の温度感を教えてもらえるのが心強い。
JACと2社併用で、英語不問求人の選択肢がぐっと広がりました。
なぜ2社使うのか。理由は複数エージェント登録戦略|2〜3社が黄金比な理由で詳しく書いていますが、ひとことで言うと「1社だけだと求人とアドバイスが偏るから」です。
スコアに怯えて止まっているくらいなら、まずは求人を見るだけでも景色が変わります。

8. まとめ:部署ごとの英語要件と仕事を確認する
- TOEICの点数が応募条件になっているか確認する
- 英語の使用場面と頻度を確認する
- 求人の職務要件と自分の経験を照合する
スコアだけで諦めず、応募先が求める経験と英語力を確かめましょう。
もし選考で英語を聞かれたときの対処は外資の英語面接対策にまとめています。あなたがスコアを理由に諦める必要は、まったくありません。
英語不問の求人を持っているエージェントに登録して、「自分でも狙える外資求人」がどれだけあるか、その目で確かめること。
まずはJAC Recruitmentとロバート・ウォルターズあたりにスコアを正直に伝えて、英語を使わない求人を出してもらいましょう。動き出すのは、今日からで大丈夫です。

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