外資系の求人に応募しようとして、最初につまずくのが「英文レジュメ」ではないでしょうか。
英語が苦手だと、それだけで応募をあきらめたくなりますよね。
でも安心してください。英文レジュメは英作文の試験ではなく、型に沿った書類作成です。
私は英語がほぼゼロの状態で外資系に転職しました。この記事では、そのとき実際に使った、英語が苦手でも作れる5ステップを解説します。
1. 【結論】英文レジュメは「翻訳」ではなく「型への流し込み」で作る
結論から言います。英文レジュメは、日本語の職務経歴書を翻訳して作るものではありません。
英文レジュメには決まった型があります。その型に、自分の実績を流し込むだけです。
必要な英語力は、中学〜高校レベルの単語と、AI翻訳を使いこなす力だけ。私の場合も、ゼロから英作文した文はほとんどありませんでした。
だからこそ、最初に覚えるべきは英語ではなく型です。
では、日本の職務経歴書と何が違うのか。まずはそこを押さえましょう。
2. 英文レジュメと日本の職務経歴書の3つの違い
英文レジュメには、日本の書類と大きく違う点が3つあります。
- 長さ:A4で1枚、多くても2枚に凝縮する(日本のように詳しく書かない)
- 順番:新しい職歴から書く(時系列の逆)
- 中身:業務内容の説明より、実績・成果を優先する
> 「1枚って、少なすぎない?」
そう感じますよね。でも外資の採用担当者は、大量のレジュメを短時間でさばきます。
エージェントから聞いた話では、1枚のレジュメに目を通す時間は数十秒程度とも言われます。だから「全部書く」より「刺さる実績だけ残す」が正解なのです。
もうひとつ、日本と違って顔写真・年齢・性別は書きません。差別防止の観点から、書かないのが世界標準です。
違いが分かったところで、いよいよ5ステップに入ります。

3. ステップ1・2:型を決めて、日本語で材料を出す
3.1 ステップ1:レジュメの型(テンプレート)を決める
英文レジュメの基本構成は、上から次の順番です。
- 氏名・連絡先(住所は市区町村まででOK)
- Summary:職務要約を2〜3行
- Work Experience:職歴を新しい順に
- Skills:スキル・ツール
- Education:学歴(大学から)
この構成をそのまま使えば、型選びで迷う必要はありません。装飾のないシンプルなレイアウトで十分です。
3.2 ステップ2:材料は日本語で全部書き出す
次に、いきなり英語で書こうとしないことです。
まず日本語で、職歴ごとに「やったこと」「出した成果」を箇条書きにします。ここが記事全体で一番大事な作業です。
材料の質を上げるコツは、数字を入れること。数字の作り方は職務経歴書の数字化テクニックで詳しく解説しています。
材料が揃ったら、英語の型に変換していきます。
4. ステップ3:実績は「動詞始まり・数字入り」の1行にする
英文レジュメの職歴欄は、動詞から始まる箇条書きで書くのがルールです。
主語の「I」は書きません。たとえばこんな形です。
- Led a team of 5 sales staff(5名の営業チームをまとめた)
- Improved customer retention by 15%(顧客継続率を15%改善した)
- Reduced monthly costs by 2 million yen(月200万円のコストを削減した)
使う動詞は、Led(率いた)・Improved(改善した)・Reduced(削減した)・Achieved(達成した)・Launched(立ち上げた)あたりを覚えれば十分回せます。
> 「こんな単純な英語でいいの?」
いいんです。むしろ凝った英文は、面接で「書類と英語力が違う」とバレる原因になります。
自分が面接で説明できるレベルの英語で書く。これが鉄則です。
とはいえ、日本語の材料を全部この形にするのは大変です。そこで次のステップ、AI翻訳の出番です。

5. ステップ4:AI翻訳で下書きし、自分の言葉に直す
日本語の箇条書きを、AI翻訳(ChatGPTやDeepLなど)に「英文レジュメの箇条書き形式で」と指定して変換します。
ここで私の体験談をさせてください。
私が初めて英文レジュメを作ったとき、辞書を引きながら3日かけて自力で英作文しました。結果、エージェントに見せたら「表現がバラバラで読みにくい」と赤字だらけ。
作り直しでは、日本語の材料出しに時間をかけ、英語はAI翻訳に下書きさせて、動詞と数字だけ自分で整えました。所要時間は半日。仕上がりの評価は、自力の3日版より明らかに上でした。
ただし、AIの出力をそのまま使うのはNGです。次の3点だけは自分でチェックします。
- 各行が動詞で始まっているか
- 数字が正しく入っているか
- 面接で口頭説明できない難しい単語が混ざっていないか
ここまでできれば、レジュメは9割完成です。最後は仕上げのチェックです。
6. ステップ5:仕上げは「1枚・誤字ゼロ・PDF」で固める
提出前に、次のチェックリストで仕上げます。
- 分量:A4で1〜2枚に収まっているか
- 順番:職歴が新しい順になっているか
- 表記:会社名・部署名・日付の形式が揃っているか
- 誤字:スペルチェックを2回かけたか
- 形式:PDFで保存したか(レイアウト崩れ防止)
可能なら、外資系に強い転職エージェントに添削を頼んでください。無料で直してもらえるうえ、応募先に合わせた調整もしてくれます。
エージェント選びは外資転職エージェント比較7選を参考にどうぞ。

7. まとめ:英語力より「材料と型」で勝負する
最後に、5ステップをおさらいします。
- レジュメの型を決める
- 材料を日本語で全部書き出す
- 実績を「動詞始まり・数字入り」の1行にする
- AI翻訳で下書きし、自分の言葉に直す
- 「1枚・誤字ゼロ・PDF」で仕上げる
英文レジュメの出来は、英語力ではなく材料の質と型の正確さで決まります。
英語への不安がまだ残る人は、外資転職にTOEICは何点必要?も読んでみてください。応募のハードルが、思っているより低いことが分かるはずです。
まずは今日、日本語の材料出しから始めてみましょう。

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